こんにちは、個別指導EVICSの塾長、鈴木です。

2学期の宿題を見ていると、分からない問題があってもAIに聞けばすぐに答えが出てくる時代になったんだなと感じます。
塾で「昨日の宿題、どうやって解いたの?」と聞くと、答えられない子に会う機会が増えました。

数年前まで考えられなかったスピードで、便利にはなったと思います。

AIは「答えを出す道具」ではありません

AIそのものが悪いとは思っていません。
うちの塾でも、英単語テストを大量に作る時にはAIを活用しています。

問題は、AIを使うこと自体ではなく、答えが出た時点で満足して、そこで思考が止まってしまうことです。

AIは、宿題を代わりに終わらせるための道具ではなく、自分の答えを確かめ、なぜそうなるのかを説明できる状態にするために使うべきものだと考えています。

実はこれ、30年前からある問題です

ハッキリ言えば、これは今に始まった話ではありません。

答えを写して宿題を終わらせる子は、AIがなかった30年前からずっといました。
参考書の後ろの解答を写すか、友達に見せてもらうか、方法が違うだけで、「分かったつもり」で終わってしまう構造は同じです。

AIが変えたのは、そのスピードと精度だけです。
考える過程を飛ばして答えにたどり着く方法が、これまでよりずっと簡単に、確実になった。それだけなのだと思います。

家庭でできること

もうすぐ中間テストです。テストでは、AIも解答も横に置いてもらえません。
自分の頭の中に、説明できるところまで残っているかどうかがすべてです。

明日、AIを使った問題を一つだけ選んで、答えを見ずに解き方をお子さん自身の言葉で説明してもらってください。

うまく説明できなければ、それはまだ理解できていないというサインです。
全部の問題でやる必要はありません。一問で十分です。詰まったところがあれば、遠慮なく塾でも聞いてください。

その一問への向き合い方が、これからのAIとの付き合い方そのものになっていきます。

それではまた。