こんにちは、個別指導EVICSの鈴木です。
最初の数日は張り切っていた食器運び。
いつの間にか、気づけば親の仕事に戻っていませんか。
実は、こういうご家庭の話を、この30年で数えきれないほど聞いてきました。
お手伝いというと、しつけの話に聞こえるかもしれません。ですが、私がお話ししたいのは、もっと別のことです。
小さな役割ほど、本当は大事な練習になる
食後の食器を運ぶ。洗濯物を取り込む。玄米を研ぐ。
そうした小さな役割は、面白くないことでも最後まで引き受ける力を育てる練習場所だと、私は思っています。
正直に言うと、今の子どもたちに一番育ってほしいのは、勉強の才能よりもイヤなことを我慢して行う力です。
これは、私が30年の指導の中で感じてきた実感です。問題が難しくなっても、途中で投げ出さずに向き合える子は、最後に伸びていきます。
毎日のことですから、大人も忙しい中で大変なのはよく分かります。それでも、子どもが「飽きた」と言うと、つい代わってしまいがちです。
時間にそんなに無理がなくても、「もういいよ、私がやるから」と。
その瞬間、子どもは「飽きたら誰かがやってくれる」と覚えてしまいます。
これが積み重なると、勉強でも同じことが起きます。
苦手な問題から、すぐに逃げる子になります。
明日、ご家庭でしてほしいこと
難しいことをお願いしたいわけではありません。
お子さんが担当している家の手伝いがあれば、一つ確かめてください。決まった手伝いがなければ、これから一つ決めるだけでも構いません。
そして、時間にも無理がないのに「飽きた」と言う場面が来たら、すぐに代わらず、本人が終えるところまでそばで見ていてください。
叱る必要はありません。横について、終わるのを待つだけで十分です。それだけで、お子さんの中に小さな手応えが残ります。
「最後までやりきった」という経験を増やしていくこと。それが、一番の土台になります。
塾でも、答えをすぐに教えず、本人が最後まで取り組むところまで、怒らずしつこく付き合うようにしています。勉強の自信も、家庭と塾、両方の積み重ねの上にできていきます。
それではまた。

